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アメリカの教育と軍

秋といえば、読書の秋。
みなさん、こんばんは。読書家の後藤です。(すいません冗談です。)

先週ご紹介した本、貧困大国アメリカという本の中に教育と軍のことについて驚きを感じたのでご紹介致します。
まず、教育についてですが、アメリカでは民間の学校が続々と業界に進出しているそうです。落ちこぼれゼロ法案というものがブッシュ大統領の時に可決され、一定の基準の学力に満たない学校には、政府が学校のために使う助成金が支払われなくなりました。これにより、運営ができなくなった学校は閉校となりました。閉校してく学校は貧困層が多く住む地域。そして、そういった地域に住む子ども達は、勉強をしながら働いていることが多く、なかなか勉強ができておりません。それゆえ、学力が低いそうです。

そして、閉校していった地域には新たにチャータースクールという民間の学校が進出してきたのです。ですが、入学にはたくさんの費用がかかります。そのため、閉校してしまった児童がチャータースクールに入学するのは大変厳しい状況となっているそうです。
落ちこぼれをゼロにする法案が逆に学校へ行くことができない割合を増加させてしまっているのです。
これによって、利益を得るのは、チャータースクールを運営する株主や幹部達なのです。

次に軍です。実は、軍も少なからず教育業界と繋がりがあるということが分かりました。
というのは、現在兵隊の人数というのはイラク戦争もありすくなくなってきているそうです。
そのため、兵隊をスカウトするリクルーターという人たちが学校に来て、軍へ勧誘しに来ているそうです。
そして、彼らが声をかけるターゲットは決まっているのです。

・家庭が貧しく、先が見えない
・貧しくて大学に行けない
・就職先が決まらない

のような貧困層がターゲットなのです。このリクルーターは「軍に入隊すれば、職業訓練があり、引退後は好きな職に就ける。」だとか、「入隊すれば、奨学金が出る。そのお金で大学に行けることができる。」のような手口で勧誘をしています。
そして、確実にピンポイントでターゲットに声を掛けられるよう、学校側から生徒の個人情報を入手しているのです。

そして、この個人情報を提出することが、学校にとって政府から助成金をもらう手段なのです。

いかがですが?ほんの一部かもしれませんが、これがアメリカの今の現実なのです。

by f-table | 2013-11-14 23:59 | スタッフ日記
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