中秋の名月
中学生の時だったでしょうか。
学校の生活調査で「最近、気になる変化が身体になればお書き下さい」とある項目に
「満月になると血が騒ぐ」と赤い筆ペンで返答して保険室に呼び出されたのは・・・
今でも月にはウサギはいると信じいる男、どうも道上です。
学校帰りの送迎の時から子ども達の話題は「お月様」
やたらと今日は満月だと強調してきます。
いつもは満月の日なんて知らないのに(笑)
何でも給食に十五夜特別メニューで豪華なデザートが出たとか・・・
珍しく月に興味を抱いた子ども達は今日が十五夜の満月であることを
こぞってアピールしてくれました。
詳しく聞いてみると十五夜の意味すら分かっていないのですが、それでも
今日が一番、月が美しく見える日だということだけは知っていました。
何でも月を見る習慣は縄文時代からあるとか!!
それだけ歴史に古い習慣「月見」
子ども達の口から出てくる話題が新作のポケットモンスターではなく
十五夜の月であったことを少し嬉しく思った送迎でした。
その後は月にウサギがいるか、いないかで大論争。
勿論僕はいる派の絶対的な見方です。
「月は地球に常に同じ方角を向けている。月の裏側を見た者は誰一人いない!!だからウサギは月の裏に住んでいるだよ」っと最もらしく説いていました。
そんな可能性はホントに泣きたくなるぐらい僅かですが、そんな夢物語がたまには
現実にあっても素敵だなと思っています。
いつだった夕食の席で「料理が不味い」という僕に父が言っていました。
「春に桜、夏に星、秋に月、冬に雪。見ながら食べても不味いなら、それはお前の心が病んでいる」
その後、外に連れ出されて珍しく父と並んで外で料理を食べました。
「やっぱり不味い」っと言って大喧嘩の末に痛い目に合いましたが(笑)
今ではいい思い出です。
やたらとカッコいい父の台詞だったのですが、数日後、リビングに置いてあった
漫画「流浪に剣心」を読んでみると、同じ台詞が出てきて唖然。。
よほど言いたかったのだろうなっと。
十五夜の満月を見上げながら、ほんのちょっと昔を思い出してみました。
子ども達も素敵な思い出を作ってたらいいなぁ
どこかのロック歌手が言っていました。
「月に手を伸ばすってのがオレの信条だ。例え届かなくても」
大きな夢に向かって、精一杯小さな体を伸ばしてもらいたい。
月のウサギに願った2010年の十五夜でした。
さて夜ご飯は月見バーガーにでもしようかな。。
Stay hungry
Stay foolish
by f-table
| 2010-09-22 21:52
| スタッフ日記