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☆第4回FTラボ☆


散るからこそ美しい。桜の季節になるとテンションが自然にUP。
散りゆく桜の中でのプログラムはいつもと違い風流です。
実は生粋の桜愛好家、どうも道上です。


打倒でんじろうを目指して始まったFTラボこと科学実験教室。
数えて今日で4回目。嬉しいことに増え続けた参加者は今日で
40名近く。教室をいっぱいにしての実験となりました。

子ども達の希望を聞いて今日の実験は
「スライム」
あのネチャネチャでネバネバでびよ~んとする不思議な物体です。

僕も小さな頃に缶詰の中に詰まったスライムを買ってもらい大はしゃぎ
乾燥して使えなくなった時は、この世の終わりのようなショックを受けたことを
覚えています。まさか自分が子ども達に作ってあげる日がこようとは・・・


実験開始を前に子ども達はいつになく楽しそう。
使用する材料を机に上に並べると歓声。
液体を混ぜ合わせると歓声。
化学反応で液体が凝固し始めると大歓声。

実験前に今日は「先生」じゃなくて「博士」と呼んでくださいと言ったら
「え~」っと大ブーイング、しかし、実験成功を目の前で見た子ども達は
我先にと、「博士、博士やらせてください!!」と猛アピール(笑)
素直というか、世渡り上手といいますか。

子ども達に乗せられて気持ちよく実験開始。
1年生も多数いたので、まずは一年生から2年生以上は
FTラボ愛好家を始めとしっかりとした安全指導から実験手順の指導まで
すっかりお兄さん。2年生の子なんかちょうど一年前に泣いていた姿を思い出して
思わず笑みがこぼれました。光陰,矢の如し。。。

本日のスライム作りは以外にもお手軽。
用意する材料は

洗濯のり(PVA配合)・・・ドラッグストアにて簡単に手に入ります。
硼砂・・・ホウ酸ではなく硼砂(ホウシャ)です。薬局もしくは薬剤士のいるストアで売ってます。
水・・・蛇口かとめどなくなく流れてきます。
絵の具・・・子どもが十中八九持ってます。
マドラー・・・正直、棒でいいです。僕はよくストローと間違えます。。
プラスチックの容器×3・・・コップでもカップでも花瓶でも


調合比率は
洗濯のり:水:飽和硼砂水
1:1:0.8

まずは洗濯ノリと水を同じ量だけ用意。
この水に絵の具を溶かすと、溶かした色のスライムになります。
ここでのポイントは「泡が立たないようによく混ぜること」

後はここに飽和硼砂水を入れて手早く混ぜるだけです。
囲みに飽和硼砂水は硼砂が溶けなくなるまで水に硼砂を溶かした液体です。
お湯でやると素早く融解させることが出来て簡単です。


水と洗濯のりを混ぜた液体に飽和硼砂水を入れると面白いように
固まっていきます。ココこそがまさしくスライム実験の肝。
正直、面白いです。いい歳した大人ですが、興奮してしまいます。



さて、一年生達は思い思いの色を入れてさぁ準備満タン。
ちょっと意地悪して「スライムになーれー」って言わないとスライムにならないよっと
言うと、みな口を揃えて「スライムになーれー」「スライムになーれー」っと大合唱。
あぁなんて可愛らしい。しばらくしてスライムにならないことに気づくと涙目。

そこで飽和硼砂液を入れてあげると「うわぁぁああぁ」っと大歓声!!
みんな固くなっていく液体に興奮していました。FTラボをやっていて
最も快感の時です。


1年生の後は、2年生以上。
僕のもとで綺麗なスライムを作る組と自分達で頑張ってスライムを作る組の2組。
多くの子ども達が自分自信で考える道を選んだ事に感動しました。

思い思いに液体を調合して楽しそうな反面、中々スライムにならずに苦戦。。。
そんな中でも少しずつ凝固させていき、初めてスライムになった時は本当に嬉しそう
な顔をしていました。まだ「飽和」の意味すら分からない歳の子どもたちですが
まずは興味と楽しさから、難しい原理や定義、法則は後から覚えてくれればいいです。


楽しい科学を知って、学ぶことへの興味を持ってもらうことが
僕がFTラボを担当している中でのポリシーです。

桜があと20回咲いては散る頃には
スイスでレッドカーペットを歩く子ども達の姿が見れれば
それはそれはFTラボの偉大な功績となることでしょう。


そんな日を夢みて次回も実験に挑もうと思います。
さてまた本屋で立ち読み勉強だ、



Stay hungry,
Stay foolish.

by f-table | 2010-04-10 19:06 | スタッフ日記
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