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2010もよろしくお願いします。







あけましておめでとうございます。
謹賀新年、気分はいまだにお正月。
朝から歯磨き粉で顔を洗い、歯磨き粉で洗顔。
どうにも正月ボケしています。

どうも道上です。



新しい一年が始まり、今年も気合入れていこうと思います。
すっかり歳を取って、お年玉は貰う側からあげる側へ・・・

田舎者ためか仲の良い友人達は結婚してパパになり
なぜか子どもを連れて会いに来てくれます。
目と目で交わすアイコンタクト、渡されるお年玉。
疾風のように去る友人達。久しぶりに会ったのに・・・

それでも憎めないのは子ども達が可愛いからでしょう。
それにお昼の間にお嫁さんの言うこと聞かないと飲みに連れて
いけないので(笑)


早いもので、高校の時の同級生の子どもが来年から小学校に
入学らしいです。17歳で結婚して、子どもを生むと言い出した時は
驚いたものです。それも僕は留学していたため、国際電話での報告。
思わず口にした「Oh-my god]
いまでも笑われて、ツッコミを入れられます。

「欧米かっ」っと(ちょっと古い)


そんな男の子のお年玉はどうやら勝手に新品のランドセルに
変わるようです。僕達の頃は男は黒、女は赤と決まっていたようなものですが
最近は色んな色があって本当にオシャレです。
ちょっとファンキーは友人は本気で虎柄のランドセルを探していましたが
周りからの猛反対に合い、どうやら白で落ち着いたようです。

新品の用意されたランドセルを見ると僕はどうしても
あるランドセルのエピソードを思い出してしまいます。





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幼くして父親を亡くした女の子が、

小学校に入学するころのことでした。

周りの子はみんな、

親から買ってもらった

赤いランドセルを背負って通学していました。

しかし、その子の家庭は幼くして

父親を亡くし母子家庭でしたから、

ランドセルを買ってもらえるほどの

余裕がなかったそうです。

もちろん、家に余裕の無いことが

わかっていたその子は、

ランドセルがほしくても

母親にねだることはできません。

子どもながらに、それはお母さんを

困らせてしまうことだとわかっていたからです。

でも、毎日友達と通学していると、

どうしても自分もあの赤いランドセルが

ほしくてほしくてたまらなくなります。

通学路にあるお店のショーウィンドーに

飾ってある、新品でピカピカの赤いランドセルを

いつも眺めていたそうです。

そんなある時、彼女は考えました。



「お母さんに迷惑をかけるわけには行かない。

でも、私もあの赤いランドセルがほしい……。

そうだ、お父さんにお願いしてみよう!! 

きっとお父さんなら私の願いを叶えてくれるにちがいない!!」



そう思った彼女は、天国にいる

お父さんに手紙を書くことにしました。

まだ、習いたてのひらがなで、

一生懸命にお父さん宛にハガキをかきました。




「てんごくの おとうさんへわたしは、

ことししょうがくせいになりました。

べんきょうもがんばっています。

いっぱいがんばって、おかあさんをたすけようとおもいます。

だから、おとうさんにおねがいがあります。

わたしに、あかいランドセルをください。

いっぱい、いっぱい、べんきょうして、

がんばるから。いいこにしているから。おねがいします ]





もちろん、天国へのハガキです。

宛名は“天国のお父さんへ”と書いてポストに投函したそうです。

そのハガキを集配し、郵便局の職員の方がそのハガキを見つけます。

宛名は天国……。

ハガキの表には、幼い彼女が一生懸命に書いたあの文章……。

いつものように差出人不明で送り返すわけにも行かず、

このハガキを手に取った職員がどうしたらいいんだろうと

仲間の職員の方に相談したそうです。


「ねぇ、見て、このハガキ……。

どうしたらいいだろうかぁ……。

送り返すにはあまりにも残酷だよね」




「う~ん……。そしたら、

僕たちがこの子の天国のお父さんになろうよ」




「えっ、どうやって」




「仲間みんなにお願いしてさぁ、

ちょっとづつお金を出し合って、

ランドセルを買ってあげようよ!」


そして、郵便局の職員のみんなで、

ちょっとづつお金を出し合い、

真っ赤なピカピカのランドセルを買うことにしました。

そしてそのランドセルを小包にいれ、

その郵便局の中で一番字の上手い人が代表して、

お父さんのメッセージを書いて、その子の家に送ったそうです。



「○○ちゃん、お手紙ありがとう。

お父さん、とってもうれしかったよ。

いつも頑張っているのを天国から見ているからね。

これからも、優しい人になってね。

そして、お母さんを助けてあげようね。

天国からいつも○○ちゃんのことを応援しているよ。

ちょっと遅くなったけど、ランドセル贈るね!!」



数日後、ランドセルとメッセージの入った

小包が女の子のところに届きます。

その女の子は飛び跳ねるように喜び、

お父さんからランドセルをもらったと、

はしゃいでいたそうです。

そして、数年後この話を作文に書き、

全国のコンクールで入賞したそうです。


////////////////////////////////////////////////




もし僕が郵便局の人だとしたら、

同じような行動をしていたただろうか?

どんな行動をしただろうか?

女の子はどれほど嬉かったのだろうか?

どれだけ希望を得たのだろうか?



何が本当に大切なのかという質問への答えは未だに持ちえません。

それでも、どんな時も

思いやりや優しさを忘れずに行動したいと思っています。


ビジネスライクにいうなれば

この郵便局の方のような動きが

本当の意味での「顧客志向」かもしれません 。



顧客の期待をこえる。

それは喜びによるサプライズ。



ほんの数年前までは貰う喜びしか知りませんでした。
多くの人たちに支えられ、与える喜びを知りました。

何をどれだけ与えられるのか

何をどれだけ教えられるのか

僕自身、まだまだ分からないことがあるので分かりません。


それでも

今日も思いやりと優しさ全開で

いや

今年は思いやりと優しさ全開でいけたらと思います。


今年もよろしくお願いします。


stay hungry.
stay foolish.

おしまい。

by f-table | 2010-01-06 18:36 | スタッフ日記
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