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好敵手

ライバル――。 その存在だけで、己を高められる相手。

桑田真澄と清原和博。
松坂大輔とイチロー。
ハンカチとマー君。
武田信玄と上杉謙信。等々。

後楽園、甲子園やアメリカ、または川中島で衝突を繰り返すも戦闘力が拮抗して決着がつかず、
力が互角ゆえに両者共に知恵を絞って策を練り何度も対決を繰り返す。

このような関係はお互いに力を認め合った上で成立するもので相手の力を認めていなければ、
ライバル関係ではなく足の引っ張り合いにしかならない気がします。

団体競技のスポーツは、チーム内でのポジション争いや紅白戦などはありますが
1対1、個人の本気の対決をする機会があまりありません。

今日は私の独断で力が拮抗していそうな1対1をつくり、投手と打者で対決させてみました。

さて、どんな結果になるのやら・・・


結果はどうあれ、色々な思いを抱いてくれたのではないでしょうか。

『負けたくない』という気持ちは脳を活性化させます。

相手を蹴落とす、足を引っ張る、誹謗中傷してそのスポーツにおけるプレイ以外のところで
ライバル心を燃やすのではなく、同じスタートラインに立ち、同じ方法で、どちらが先に
到達できるのか、それを純粋に競う。

精一杯競い合えば、たとえ負けたとしても、相手の力を認める事ができる。

私の理想とするライバル関係とは、そういうものです。

しかし現実は難しく私は現役時代、数多の猛者の中で自分はかなわないと内心気付いている
はずなのに、それを認めたくない、素直になれない心が違うところで頭をもたげ、およそ不毛な
「小競り合い、足の引っ張り合い」を繰り返してしまいました。

そのエネルギーを、自分の競技能力をUPさせるために使えばどれだけの成長が見込めたのか。
結果、どれだけチーム力を上昇させられたのか。

そこに後悔が残ります。

だから私が反面教師になって、子ども達にまずはライバルを感じて欲しかったわけです。

純粋にその競技における技術向上においてのみライバル心を燃やし、お互いを認め合いながら
「負けないように、もっとがんばろう!」と向上心を育む事が、本当の『ライバル関係』
と考えます。

チームワークが大事、仲間を大切に!
と指導しても、それが慣れ合い、傷のなめ合いになってしまっては競争力を失っていく。

「チーム」の競争力を失わないために、「チーム内での競争力」をあおり続けてみました。
もちろんそれは、「仲間を大事にする」こととは矛盾するものではないはずです。

今日対戦したお互いが、何年間にも渡って良いライバル関係を築き、勝ち負けを繰り返しながら
世に名を残す人物になることを祈っています。

諸説ありますが睨み合いながら、双方の撤退で終わりを迎えたと言われる武田・上杉のように・・・

by f-table | 2009-10-01 20:54 | スタッフ日記
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