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☆FTラボ~目の錯覚~☆



1971年にホログラフィの発明でノーベル賞を受賞したデニス・ガボール。
彼の誕生日が110年前の今日。特に深い繋がりや思い出があるわけではないけれど。
今日のFTのイベントは科学ということで何かないものかと探していたら彼が出てきました。(笑)



いつしか、「ノーベル科学賞受賞者輩出」がコンセプトになったFTラボ。
ペットボトルロケットから初めて今日で6回目。

本日の実験は「目の錯覚現象」
身近なところでいえば、話題の3D映画の原理が目の錯覚です。

古くからある、錯覚の代表が「ルビンの壷」
一見すると壷の絵ですが、視点をずらすと向かい合った人の顔に見えるという
有名な絵。

今日は科学から少し離れて、人体の不思議をお勉強。
作成するのは、子ども達が大好きなドラゴン。
それも「どこから見ても目が合う」というなんとも不思議なドラゴンです。


トリックアートを利用したこのドラゴン。

ドラゴンが印刷された紙を画用紙に貼り付けて、
切って組み立てるだけというお手軽さ。

「身近な家庭から科学」が実践されている素晴らしい素材です。


家庭からハサミとノリを持ってきた子ども達は準備万全。
お昼ごはんを食べ終わると早くもソワソワし始めます。


今日はみんな一斉にドラゴンを画用紙に貼り付ける所からスタート。

ノリ付けが多過ぎる、甘い等の多少の問題はありますが、概ね大丈夫。
ハサミもスタッフが見守る中で大きな問題なく終了。
もちろん、切り取り線を遥かに越えてドラゴンを切断してしまう子ども数人登場しました。

組み立て終わるドラゴンを見て子ども達は

「・・・・・・動かない」


どうやら児童は自動で動き出すと思っていた様子。
視点のずらし方を教えてあげると数人お子どもから歓声が!!
うぉぉぉ動く!!と大きな叫び声と動かないよぉぉという悲痛な叫び。

完成したドラゴンに対して片目を閉じて視点をドラゴンの目に合わせずに顔の方を見てみるとドラゴンの顔が動いて見えます。小学生の低学年には少し難しいかもしれません。

そんな時はビデオ撮影。携帯電話の撮影画面でもデジタルカメラの動画撮影でも構いません。
ビデオ撮影の場合には、レンズの焦点をドラゴンの目に合わせてカメラを動かすと驚くほど動いて見えます。


これには子ども達は大興奮。
動かないと泣いていた子どもも納得してくれたご様子。

いつもとはちょっと違う趣旨の実験も無事終了。
また1人でも多くの子どもが科学を好きになってくれると嬉しいです。

冒頭に紹介したデニス・ガボールの有名な言葉が
「未来を予測する最も良い方法は、未来を創り出すことである」

素敵な未来な作り出すきっかけになってくれイベントであれば嬉しいです。

さて、膨大な紙くずの後片付けでも始めようなかな・・・


Stay hungry
Stay foolish.



P.S ご家庭で作りたい方は下記のPDFファイルからどうぞ(>_<)

目の合うドラゴン

by f-table | 2010-06-05 16:25 | スタッフ日記
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