基本+基本=世界最強
寒さと乾燥が押し寄せてくるこの季節。
肌の保護に必死です。
どうも、道上です。
久しぶりに点けたTVでは中田英寿さん(サッカー元日本代表)と
ジダンさん(フランス元日本代表)が対談をしていました。
ともに、僕がまだサッカーをしていた時のスター選手です。
対談の内容は最近のサッカーはフィジカル重視になってきたという
内容でした。確かに近代サッカーの代名詞はスピードとパワーです。
科学に裏づけされたトレーニングメニュ-で鍛えられた筋肉+生来の体の大きさが
必要とされています。
僕がサッカーをしていた時も、この教えが主流で、生まれながらの低身長のアジア人には
世界レベルのサッカーは厳しいと評されています。
事実、パワーサッカーがW杯やヨーロッパチャンピオンリーグで猛威を震ったのですが
ここ2~3年では新たなサッカーが誕生しています。
スペインのバルセロナをその代表とするパス・サッカーです。
中盤の選手のボールを離す速度がとても速く、DF、MF、FW
つまり、攻める人・守る人どちらを問わずにボールを触る時間が短いのです。
バルセロナはスター選手が多いので時に素晴らしいスタンドプレーを見せてくれるのですが
隠れたところで評価され、スター選手のスーパープレーを生み出しているのが、この超速の
パス回しです。
非常に長い前置きになりましたが、この世界を制したサッカーの基盤となった選手が
イニエスタ選手とシャビ選手です。メッシ選手やイブラヒモビッチ選手、アンリ選手に
ナイスパスを送る、まさに仕事人です。
この2選手なんと身長が170cm程度なんです。
僕がサッカーをしていた時は180cmはないとプロにはなれないと言われました。
ところがこの2人は170cmです。
実は病気でメッシ選手も170cmなんですが、その話はまた違う機会に。
彼らのプレーはいたってシンプル、ボールを貰ったらすぐにパスを出します。
他の選手と接触する機会が少ないため、フィジカルがさほど強くなくてもプレーに影響がありません。
小さな体をカバーするために生まれたプレーです。そして、そのプレーこそが
世界最高の基本プレーの繰り返しなのです。
彼らのプレーは本当にシンプル
トラップ→パス→走る→トラップ→パス
まさにこの繰り返し。
中でもトラップとパス。この二つの精度が鬼のように高いのです。
インサイドトラップとインサイドパス。
一番最初にサッカー少年が習う2つ。
僕も小学校2年時にサッカーチームに入り、最初に教えてもらったのが
インサイドパスとインサイドトラップでした。
チャンピオンズリーグ優勝チームの中盤2人。
その2人が証明しているのは、基本中の基本を突き詰めたら、世界一になれるということだと
僕は思っています。
今、世界中のサッカー指導者は歓喜に沸いていると思います。
これまで、生まれもったセンスや体こそが必要不可欠と言われていましたが
この2人がそれを覆してくれたんですから。
シャビにしても、イニエスタにしても相当のサッカーセンスの持ち主ですが(笑)
少なくても、身長が妨げにならないことは証明してくれています。
単純な基本
一番つまらない練習
誰でも見につけられる技。
だからこそ奥が深く
誰もが、上達の過程でおろそかにしがちです。
基本の動作や基本の技を繰る返し練習すること
目に見えぬ小さな積み重ねこそが
ただ一つ、とんでもないところに繋がる道であって欲しいと思います。
今週のサッカーも勿論、パスとトラップが中心です。
目指せ都筑のバルサ!!!
おしまい。
by f-table
| 2009-11-18 20:15
| スタッフ日記